ブログ一覧


遺品整理時の「へそくり」の取り扱いについて

へそくりをイメージしたお金の画像

 

 

遺品整理をしていると、故人がこっそりと隠していた貯金や貴重品などのへそくりを見つけることがあります。

またご遺族がへそくりの存在を見逃してしまい、私たちのような遺品整理業者が見つけ出すこともあります。

故人が残したへそくりは、適切に処理をしないとトラブルの元ともなります。

この記事では、遺品整理中によく見つかるへそくりの隠し場所や、それに関連するトラブル・予防策をご紹介します。

遺品整理をすでに始めている方はもちろん、これから取り組む方にも役立つ情報をお伝えしますので、参考にしてみてください。

 

へそくりが発見される事例

遺品整理の際は、故人がよく過ごしていた場所や身の回りの品、衣服のポケットなどを丁寧にチェックしましょう。

古い箱や袋、書籍の間、引き出しの奥など、一見関係なさそうな場所も検査することでへそくりが発見されることがあります。

以下は、よくへそくりが発見される場所です。

 

机の引き出し

机の引き出しは、最もポピュラーなへそくりの隠し場所として知られています。

封筒に入れられた紙幣が引き出しの裏底に隠されていることもあります。

 

タンスの中

タンスの中の服や下着、靴下の中に隠されていることもあります。

また、故人にへそくりの意図がなく、ポケットに紙幣などを入れて忘れたままの衣類が見つかることもあるので要チェックです。

 

本棚

本の間や、本のカバーの内側、または古いノートや日記の間に紙幣が挟まれていることがあります。

たくさんの本が残されており生前に本をよく読まれていた方であれば、意外とよくあるへそくりの隠し場所です。

 

布団の下

万年床となっていた布団の下などにへそくりが隠されていることもあります。

また、布団カバーや枕カバーの中に紙幣が入っていたというケースもあります。

 

額縁の裏

額縁の裏側に封筒が隠されていることがあり、その中に現金や貴重品が入れられていることがあります。

特に家族などとの大切な写真の額縁は、よくチェックしてみてください。

 

仏壇周り

仏壇の引き出しや扉の裏側、または供え物の容器の底に小銭や紙幣が隠されていることがあります。

仏壇の中はめったに触らない所ですので隠し場所としてぴったりです。

 

キッチン

調味料の空容器や保存容器の中、または食器棚の奥や冷蔵庫に現金が隠されていることがあります。

キッチンは一見お金を隠す場所として似つかわしくない場所ですが、故人が女性のときに意外とあるへそくりの隠し場所です。

 

へそくりを見つけたとき

遺品の中からへそくりを見つけたときの対処方法について見ていきましょう。

 

遺産相続の話合いの場を持つ

見つかったへそくりがたとえ少額だとしても、故人が残したお金ですので遺産として扱われます。

したがって、へそくりを見つけたときは、まず親族と共有し正確な金額や内容を確認しましょう。

勝手に使用したり、家族間で独断で分けたりすることは許されません。

遺産の分割については、相続人全員で協議を行う必要があります。

未来のトラブルを避けるためにも、まず話し合いの場を持ちましょう。

 

遺産目録に記録

相続のプロセスを円滑に進めるためには、「遺産目録」というものが役立ちます。

相続税は、親から受け継ぐ遺産の総額に応じて決まります。

この総額を正確に把握するために、遺産目録の作成をしていると相続税の申告時にスムーズに作業が進められます。

この遺産目録を作成する場合、整理の過程で見つかったへそくりを一覧に加えておくとよいでしょう。

 

へそくりの扱いと注意点

へそくりの扱いには気を付けるべき点があります。

 

気付かずに処分してしまう

まずは、へそくりに気づかずに処分してしまうことに注意です。

遺品整理の際には、前述したへそくりが隠されやすい場所をくまなく探し、現金や貴重品が隠されていないかをしっかりと確認しておきましょう。

もし気づかずに処分してしまえばもったいないことですし、故人の残された遺品を大切に扱ってあげられないことにもなります。

 

業者が盗む

遺品整理を業者へと任せたときに、へそくりの存在に気づきそのまま盗んでしまうこともあります。

もちろん多くの業者ではそのようなことを行いませんが、一部の業者では残念ながらこのようなことがあります。

 

それ以外にもこんなへそくりが

へそくりといっても、形あるものだけとは限りません。

近年多いのが暗号資産という形のへそくりです。

故人が取引所などに暗号資産を置いていれば、暗号資産取引業者へ規定の手続きを行なえば承継できます。

しかし故人がハードウォレットなどに暗号資産を保有していたら、専用のパスワードがわからなければ出金することができません。

もし暗号資産を保有していたという事実が確認できれば、暗号資産に強い専門家に相談することをおすすめします。

 

まとめ

遺品整理時の「へそくり」の取り扱いは、故人の意向や家族の関係を尊重しながら、適切に対応することが求められます。

発見した際は、正確な情報共有と適切な手続きを行うことで、家族間のトラブルを避けることができます。

「ジャンボコアラ」には遺品整理士認定協会の地域統括会員が在籍しており、協会HPにて優良企業としての紹介もしていただいております。

遺品整理を行おうと検討している方は、ぜひ一度当社にお問い合わせください。

 

 

遺品整理士認定協会からの感謝状遺品整理士 優良事業所証

プライバシーポリシー  /  特定商取引法に基づく表記      Copyright (C) 2024 ジャンボコアラ. All rights Reserved.