ゴミ屋敷の退去費用は高い!解約前にやるべきことは?
ゴミ屋敷の状態で賃貸契約を解約しようとすると退去費用がかさみます。
ゴミが散乱していたり、異臭がしていたりするゴミ屋敷では解約の時点で大きな費用を請求されるのが一般的です。
この記事では、住んでいる部屋をゴミ屋敷にしてしまったときの退去費用の事情を解説します。
費用を抑えるためのコツも紹介するので、できる限り退去費用を抑えられるようにしましょう。
ゴミ屋敷からそのまま解約すると退去費用が高くなる
ゴミ屋敷の状態でそのまま解約しようとすると、莫大な退去費用を請求される可能性があります。
賃貸物件では借り手が原状回復の義務を負っているからです。
賃貸借契約を解約するときには、経年劣化による部分を除いて元通りの状態にすることが求められます。
例えば、長く住んでいると壁紙などが劣化してきてしまうことは否めません。
経年劣化の範囲と考えられたときには退去費用として請求されずに済みますが、居住年数に比べて劣化の度合いが酷いときには、過失があったと見なされて費用を請求されることがあります。
ゴミ屋敷にしてしまうと劣化が進みやすいことに加え、そのまま解約しようとするととうぜん印象も悪くなるでしょう。
退去費用が高くなってしまう原因になるので注意が必要です。
ゴミ屋敷の退去費用の項目
ゴミ屋敷にしてしまったときにかかる退去費用にはどのような項目が含まれるのでしょうか。
基本的には原状回復費用ですが、細分化すると以下のように分けられます。
放置物の処分費用
ゴミ屋敷に放置されているゴミなどの処分費用がまず余計にかかります。
不動産管理会社やオーナーが業者に依頼して処分することになり、処分費用は全額支払いを求められます。
ハウスクリーニング費用
ハウスクリーニング費用は通常でもかかる場合がありますが、ゴミ屋敷になっていた場合には高くなりがちです。
ゴミ屋敷の状況ではフローリングやクロス、トイレやキッチンなどのクリーニングも必要になることが多いので、総額にすると莫大な費用になります。
リフォーム費用
リフォーム費用は退去費用としてかからないこともありますが、ゴミ屋敷にしてしまったときは多額の費用になる場合がほとんどです。
クロスの張り替えや、フローリングの張り替えはよくあるリフォームです。
状況によってはシステムキッチンの交換なども必要になる場合があります。
ゴミ屋敷の退去費用を下げるコツ
ゴミ屋敷になってしまった賃貸物件を解約するときには、何をしたら退去費用を下げられるのでしょうか。
ここではゴミ屋敷の退去費用を抑えるコツを紹介します。
不用品はすべて処分する
ゴミ屋敷から退去するときには、不用品の処分を徹底しましょう。
放置物の処分にかかる費用が大きいことが多いからです。
自分で捨てる場合、自治体のルールに従って少額の費用あるいは無料で捨てられます。
しかし、不動産管理会社やオーナーが廃棄する場合には費用をかけて捨てることがほとんどで、その費用の全額を請求されると考えた方がいいでしょう。
最低限の清掃を実施する
清掃をして、少しでも印象が良くなるようにすることも重要です。
もし部屋をゴミ屋敷にしてしまうと、見た目も臭いも問題になります。
解約の際は、いずれにしてもクリーニングを実施しますが、最低限の清掃をしてあるだけで印象が変わります。
請求額にも違いが出る可能性があるので、誠実な態度できれいにしてから解約することが大切です。
リフォームまで実施する必要はありませんが、臭いが酷いときなどには自分でハウスクリーニングを依頼して対処した方が印象が良くなります。
退去費用の交渉をする
ゴミ屋敷になってしまったときには、退去費用の交渉を検討しましょう。
原状回復にかかる費用が退去費用の大半です。
不動産管理会社やオーナーが選んだ業者よりも、安い費用で原状回復をしてくれる業者を見つけて相談すれば納得してくれる可能性があります。
代わりの業者を探す手間はありますが、退去費用を大きく下げられることもあるので見積もりを取って用意しておくのがおすすめです。
専門業者に相談する
ゴミ屋敷の状態から原状回復まで一括して実施できる専門業者もあります。
中途半端に不用品処分をしたり、自分でできる範囲の清掃をしたりするよりも、全部まとめて専門業者に任せた方が効率的です。
物件を解約する前提で必要な対応をしたいという話をすれば、誠実に対応してくれます。
ゴミ屋敷の清掃の経験がある専門業者に相談して、退去費用を抑える方法を考えてもらいましょう。
まとめ
ゴミ屋敷の退去費用はかなり高くなることが多いので、対策をせずに解約するのは合理的ではありません。
放置物の処分費用だけでも高額になりがちです。
ゴミ屋敷の退去費用を抑えるには不用品の処分をして、これ以上印象が悪くならないように清掃をすることが大切です。
それでも原状回復費用が高くなることが多いので、専門業者に相談して原状回復まで一括しておこなってもらいましょう。
「ジャンボコアラ」は、ゴミ屋敷清掃のスペシャリストです。
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