タイヤは自治体で回収してもらえる?正しい処分方法7選
不要となったタイヤの処分方法に迷っていませんか。
基本的にタイヤは自治体で回収を行ってくれませんので、他の方法で処分しなくてはなりません。
この記事では、タイヤを処分する方法をまとめました。
タイヤの処分に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
タイヤ処分はなぜ自治体でゴミ回収してくれない?
タイヤは、ほとんどの自治体でゴミとして回収してくれません。
その理由としては、タイヤは「適正処理困難物」に指定されているためです。
適正処理困難物とは、自治体の処理施設や技術で適正に処理することが難しい廃棄物を指します。
タイヤはゴムやワイヤー、カーボンブラックなど複数の素材が組み合わせて作られています。
さらにタイヤには化学薬品が含まれているため、通常の焼却炉では排煙や燃えかすを適切に処理できません。
埋め立て処理をするにしても、タイヤに使用されているゴムは自然界での分解が進行しにくく環境への悪影響が懸念されています。
ただし、以下のように一部の自治体では、「特定適正処理困難物」としてタイヤを有料で回収している場合があります。
・埼玉県さいたま市
・茨城県つくばみらい市
・茨城県取手市
・愛知県岡崎市
・岩手県一関市
など
受け入れの条件が変更になったり、自治体によって料金が違ったりするので、詳細は各自治体の公式サイトや窓口で確認することをおすすめします。
処分したタイヤはどうなる
廃タイヤは再資源化が可能な産業廃棄物としてリサイクルされています。
適切な処理を行うことで、90%以上の廃タイヤが新たな資源へと再生され、私たちの生活を支えています。
例えば、廃タイヤの大部分は燃料として利用されるほか、公園などの遊具として再利用されることもあります。
不要になった古いゴムを再利用することで、天然資源の消費抑制や廃棄物の削減に寄与しています。
タイヤを処分する方法7選
一部自治体での回収以外にタイヤを処分する方法としては、以下の7つが挙げられます。
カー用品店
タイヤ交換を実施しているカー用品店では、古いタイヤを有償で引き取ってもらえます。
処分費用は店舗ごとに異なり、タイヤのメーカーやサイズによって料金に差が出る場合があります。
事前に店舗に問い合わせて、具体的な費用や対応状況を確認してみましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでは、タイヤ交換サービスと併せて古いタイヤの引き取りを行っています。
しかし規模が小さなガソリンスタンドなどでは受け付けていないこともあるので、事前に確認しておくと安心です。
タイヤ販売店
タイヤ販売店では、古くなったタイヤを処分してもらえるほか、状態の良いタイヤを買い取りしてもらえる可能性があります。
専門店は、法令に基づいたリサイクルや再資源化の処理ルートを確保しているため、安心して任せることができます。
車販売店
新車や中古車の車販売店でも、古いタイヤの引き取りサービスを提供している場合があります。
ただし、対応していないお店も多いので持ち込む際は事前確認が必須です。
リサイクルショップ
リサイクルショップでは、まだ使用可能なタイヤであれば買取りしてもらえます。
特に状態の良いタイヤや、特定のブランドのタイヤは高値で買い取られる可能性があります。
ただし、お店によっては買取対象外のタイヤもあるため、事前に確認が必要です。
ネットオークション・フリマアプリ
インターネットオークションやフリマアプリを利用して、不要になったタイヤを販売する方法もあります。
自分で価格設定ができるため、希望価格で売却できる可能性がありますが、取引相手とのやり取りや発送手続きが必要になります。
また、タイヤは送料が高くつくので、送料を加味した価格にしないと損をする可能性もあります。
不用品回収業者
タイヤは不用品回収業者でも回収してもらえます。
大量のタイヤや大型の不用品を一括で処分したい場合などは、不用品回収業者に依頼するのが便利です。
不用品回収業者は、現地まで来訪して回収を行ってくれるので、多忙な人やタイヤを移動させる手段のない人にとって役立つサービスです。
依頼する際は、複数の業者に問い合わせて相見積もりを取り、サービス内容や費用を比較してみましょう。
まとめ
多くの自治体では、タイヤの回収サービスを提供していません。
そのため、タイヤを処分する際はカー用品店や専門業者、不用品回収業者などに依頼する必要があります。
タイヤは大きくて場所を占有しやすいため、早期に適切な方法で処分することが重要です。
放置せずに迅速に対応することで、生活スペースを有効に活用でき、快適な住環境を維持できます。
「ジャンボコアラ」ではリユースリサイクルを目的とした回収をしています。
基本的にご依頼主様から処分費用は頂いておらず運搬作業費、梱包分別費用として代金をいただいております。
タイヤの処分にお困りであれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。