仏壇を処分する正しい方法7選!特殊なケースも合わせて解説
仏壇が不要になって処分するときには、何か特別な手続きが必要なのではないかと思う人も多いでしょう。
宗派によっては、特別な手順を踏まなければならないケースもあります。
そこで、この記事では、仏壇を処分する際の正しい方法を7つ紹介します。
また、特殊なケースでの対応方法も代表的な例を挙げて解説します。
仏壇を処分するときのポイント
仏壇を処分する際には、単にゴミとして捨ててしまうのではなく、適切な手順を踏んでから処分することが重要です。
仏壇を処分する際の基本的なポイントを確認しておきましょう。
魂抜きをしてから処分する
多くの宗派では、仏壇を処分する前に「魂抜き」または「閉眼供養」と呼ばれる儀式を行う必要があります。
この儀式は、お墓の引越しの際にも行われるもので、故人の魂が宿っているとされるものを動かす際に、魂を抜き取る役割を果たします。
魂抜きを行うには、寺院に依頼して読経してもらう必要があります。
ただし、浄土真宗などの一部の宗派では、魂抜きが不要とされる慣習もあるので、自分の宗派のルールを確認しておくことが大切です。
仏壇を処分する方法7選
一般的に、仏壇は魂抜きを済ませれば自由に処分できます。
代表的な仏壇の処分方法を見ていきましょう。
菩提寺に引き取ってもらう
仏壇の処分方法の一つに、菩提寺に相談して引き取ってもらう方法があります。
菩提寺では魂抜きを行ってくれますが、仏壇の引き取りが可能かどうかは菩提寺によって異なります。
魂抜きを依頼する際に、仏壇の引き取りができるかどうかを確認しておきましょう。
仏具店に引き取りを依頼する
仏壇は、仏具店でも引き取ってもらえます。
数千円~1万数千円くらいの引き取り費用を請求される場合もありますが、買い替えのときなら無料で引き取ってくれる場合もあります。
魂抜きをしたいときにも、仏具店で対応してもらえるお店もあります。
リサイクル業者に買い取ってもらう
仏壇は、リサイクル業者に買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、再販して売れる可能性が高い仏壇であることが条件です。
中古の仏壇を買う人は少ないので、なかなか買い取ってもらえずに苦労することもありますが、骨董品としての価値がある仏壇なら高価買取をしてもらえる場合があります。
リサイクル業者は、高価買取可能な仏壇であれば自宅まで引き取りに来てくれるので便利です。
金の買取業者に売る
もし処分しようとしている仏壇が、金の仏壇であったり金の装飾が施されているのなら金の買取業者に売れます。
仏壇ではなく金の価値を評価するので、使用されている金の量が多いほど高く売れるのが特徴です。
わずかに金メッキが施されている程度では売れない可能性もありますが、純金の仏像やおりんがあると高価買取になります。
粗大ゴミの収集に出す
仏壇の魂抜きをしたら、粗大ゴミとして自治体の収集に出して捨てられます。
粗大ゴミの捨て方は地域によって違いますが、粗大ゴミ処理券を購入して収集の予約をして処分という流れが一般的です。
月に1回か2回くらいの頻度で収集をしている自治体が多くなっています。
回収場所に持ち込み処分する
仏壇を自治体の回収場所に持ち込んで処分することも可能です。
持ち込み処分のルールは自治体によって異なり、予約制のこともあれば指定日時に自由に持ち込める場合もあるでしょう。
持ち込み処分では、重量や種類によって処分費用が決まりますが、自治体ごとに違うので確認する必要があります。
不用品回収業者に依頼する
仏壇を捨てるときには、不用品回収業者に依頼すると簡単です。
家の中から仏壇を特に動かす必要もありません。
粗大ゴミに出したり、持ち込み処分をしたりするには運び出さなければならないので大きな仏壇の場合は大変です。
不用品回収業者へ依頼すれば、指定した日時にやってきて回収作業をすべて行ってくれるので手間がかかりません。
遺品整理に対応している不用品回収業者であれば、供養まで対応してくれる場合もあります。
不用品回収を依頼すると費用がかかりますが、速やかに処分できる簡便な方法として優れています。
まとめ
仏壇の処分方法は宗派によって違いますが、一般的には魂抜きをして譲渡または廃棄をします。
わからないときは菩提寺に相談すれば、正しい処分の方法を教えてもらえます。
基本的に魂抜きを終えれば処分方法は自由なので、仏具店やリサイクル業者に引き取ってもらうことも、粗大ゴミに出すこともできます。
不用品回収で簡単に処分する方法もあるので、より便利な方法で処分しましょう。
「ジャンボコアラ」には、遺品整理士認定協会の地域会員が在籍しており、遺品整理のプロとして協会HPに優良企業として認定されています。
仏壇の処分でお困りの際も、お気軽にお問い合わせください。