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生活保護を受けながらゴミ屋敷になってしまったらどうするべき?

 

 

経済的に苦しいなかで、気づけば部屋がゴミであふれ、どうにもならなくなってしまった。

そんな状況に悩んでいませんか。

 

生活保護を受給している方の中には、心身の不調や日々の負担から片付けや清掃が難しくなってしまうケースも少なくありません。

その結果、健康を損ねたり、近隣トラブルにつながったりするおそれもあります。

 

この記事では、生活保護受給者がゴミ屋敷の問題に直面したとき、どのような支援を受けられるのか詳しく解説します。

 

生活保護とゴミ屋敷問題の因果関係

生活保護を受けている人は、ゴミ屋敷になりやすいのでしょうか。

 

両者の間には、直接的な因果関係があるわけではありませんが一定の傾向は見られます。

 

ゴミ屋敷になりやすい要因を抱えている

 

「生活保護=ゴミ屋敷」という単純な構図で語ることはできませんが、生活保護を受けている方の中には住環境の悪化につながりやすい要因を抱えている人が多いのは事実です。

 

例えば、身体の障がいや持病、うつ病などの精神的な不調によって日常的な片付けやゴミ出しが難しくなることがあります。

 

気力や判断力が低下すると、部屋の乱れに無頓着になってしまう場合もあります。

 

また、金銭的な余裕がないと清掃業者などの外部サービスを利用できず、結果的にゴミが溜まりやすくなります。

 

社会とのつながりが希薄

 

もう一つ、見過ごせないのが人との関係の希薄さです。

 

生活保護を受けている方の中には、近隣や地域との関わりがほとんどなく、ひっそりと暮らしている人が多くいます。

 

誰かが定期的に訪ねてくる状況であれば、多少なりとも掃除や片付けを意識するものです。

 

しかし、訪問者がいない状態が続けば部屋の状態に無頓着になり、「片付ける意味」すら感じられなくなってしまいます。

 

社会との接点が失われていくことは、ゴミ屋敷化を加速させる大きな要因のひとつといえるでしょう。

 

片付け費用は援助される?

生活保護を受けている人は、片付けや清掃にかかる費用の援助を受けることができるのでしょうか。

 

原則として対象外

 

部屋の片付けや清掃にかかる費用は、原則として生活保護費の対象外です。

生活保護の「生活扶助」は、あくまで食費や光熱費、日用品の購入といった日常生活に必要な支出をまかなうためのものです。

 

そのため、清掃業者に依頼したいと思っても費用の負担が大きく、依頼を断念してしまう方も少なくありません。

 

例外的に支援を受けられるケースも

 

状況によっては片付け費用について例外的に支援が認められることもあります。

 

例えば、部屋の状況があまりにも不衛生で、健康被害が懸念される場合や、ゴミが原因で近隣住民とトラブルが発生している場合などです。

 

このような場合では、福祉事務所が実態を確認した上で一時扶助として最低限の費用支援を認めるケースがあります。

判断は自治体や担当者によって異なり、支援を受けられるかどうかは状況の緊急性や社会的影響の大きさに左右されます。

 

地域団体やNPOによる支援

 

行政の支援が難しい場合でも、地域で活動しているNPO法人や福祉団体が力になってくれることがあります。

それぞれの地域には、高齢者や障碍者、生活に困っている人を支援するNPO法人や福祉団体が存在します。

 

行政ほど制度的な制約がなく柔軟な対応をしてくれる団体もあるため、支援が受けられる可能性はゼロではありません。

 

ゴミ屋敷状態でも生活保護は受けられる?

一方、すでにゴミ屋敷のような状態になってしまい、生活保護の申請を考えている方もいるかもしれません。

このような状況でも、生活保護を受けることはできるのでしょうか。

 

申請は可能

 

「ゴミ屋敷のような状態では、生活保護を申請しても通らないのでは」と不安に感じている方もいるかもしれません。

しかし、住環境が散らかっているという理由だけで、申請が拒否されることはありません。

 

生活保護制度は、経済的に困窮している人の生活を支えるための仕組みです。

むしろ、部屋の状態が悪いこと自体が「日常生活に支障をきたしている」証拠と受け取られ、支援が必要と判断されるケースもあります。

 

ケースワーカーの訪問調査

 

生活保護の申請が受理されると、ケースワーカーが自宅を訪問し、生活の実態を確認するための調査が行われます。

 

この際には、健康状態や収入の有無とあわせて、住まいの環境も確認されるのが一般的です。

 

部屋にゴミが積み上がっていたり、悪臭が強かったりする場合には健康や安全への影響が懸念され、清掃や環境改善についての指導が入ることもあります。

 

大切なのは困っている現状を隠さず、正直に伝えることです。

 

状況を共有することで必要な支援を受けやすくなります。

 

まとめ

生活保護の状態でゴミ屋敷に陥ってしまう背景には、経済的な事情だけでなく社会との関わりの薄さや身体的・精神的な困難などさまざまな要因が複雑に絡んでいます。

 

「このままではいけない」「なんとかしたい」と思ったら一人で抱え込まず、支援を受けることを考えてみてください。

 

ジャンボコアラでは、リユース・リサイクルを前提とした不用品回収を行っており、処分費用は基本的にいただいておりません。

 

ご負担いただくのは、運搬作業費や梱包・分別のための費用のみです。

 

片付けに困っている方、ゴミ屋敷の状態から抜け出したいと感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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