遺品整理では立ち合いは必要なのか?依頼を検討する際のポイント
故人が亡くなった後、遺族にとって避けて通れない作業の一つが遺品整理です。
遺品整理を業者に依頼することも少なくありませんが、その際に「立ち会いが必要?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
この記事では、遺品整理における立ち会いの有無やタイミングについて詳しく解説します。
遺品整理を進める上で不安に思っている方は、ぜひ参考にしてください。
遺品整理の立ち会いは必須ではない
遺品整理を業者に依頼する場合、立ち会いは必須ではありません。
遠方に住んでいる場合や多忙で日程が合わない場合には、立ち会わないといったことも可能です。
ただし、大切な品を見落としたくない場合や不要品の最終確認を行いたい場合は、立ち会った方がよいでしょう。
作業後のトラブルを防ぐため、立ち会いを推奨する業者が多いのが実情です。
遺品整理当日の立ち会いをするとき
当日の立ち会いには以下の4つのパターンがあります。
・作業中ずっと見守る
・作業の始めと終わりだけ立ち会う
・始めだけ立ち会う
・終わりだけ立ち会う
作業中ずっと見守る
遺品整理作業の全工程を見守りながら進行状況を確認し、必要に応じて指示を出せる方法です。
作業開始前には、形見分けや貴重品の取り扱い、仕分けの優先順位などを業者に具体的に伝えられます。
この方法は、最も安心感が得られる反面、時間的な拘束が長くなる場合があります。
作業の始めと終わりだけ立ち会う
作業開始時に要望を伝え、終了後に仕上がりを確認する方法です。
効率的に立ち会いを進めたい場合に適しています。
重要なポイントを抑えることで、時間を有効活用しつつ遺品整理を進められます。
始めだけ立ち会う
作業開始時に要望を伝えた後は業者に作業を任せ、終了時の確認には立ち会わないパターンです。
遠方に住んでいて時間がない場合などに選ばれることがあります。
立ち会いの負担は軽減されますが、しっかりと要望を伝えておかないとトラブルになる可能性があります。
終わりだけ立ち会う
作業が完了したタイミングで仕上がりを確認する方法です。
事前の打ち合わせで、業者に対して信頼が得られている場合に選ばれることがあります。
ただし、希望を明確に伝えるために、事前の打ち合わせを入念に行うことが重要です。
遺品整理の流れ
遺品整理をスムーズかつ効率的に進めるために、以下の流れと注意点を押さえておきましょう。
1. 業者探し
まず、信頼できる遺品整理業者を探します。
インターネットの口コミや評判を確認しながら、地元の業者をリストアップして複数社を比較します。
選ぶ際には、遺品整理士などの資格を持つスタッフがいること、清掃や配送などの付加サービスが充実していることなどを重視すると選びやすくなります。
2. 見積もり依頼
問い合わせの段階で作業内容を簡単に伝えた上で、現地での査定が可能かどうかを確認します。
具体的な見積もりをもらう際には、費用を抑えられるかどうかや、遺品の処分量や部屋数ごとの料金が明確に示されているかを確認しましょう。
3. 打ち合わせ
業者と直接打ち合わせを行い、日程や作業内容、料金を確定させます。
この際、形見や貴重品の仕分け方法、処分するものと残すもののリスト、仏壇や重要書類など特殊な対応が必要な品の取り扱いを共有しておきましょう。
また、契約内容を書面で確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
4. 遺品整理
作業当日には業者が不要品の処分や仕分けを行います。
立ち会いでは、途中で仕分けの希望を伝えることも可能です。
分別がスムーズに進むように事前に仕分けルールを決めておくと、作業が効率的に進みます。
5. 確認
作業が完了した後には、部屋の確認をします。
問題点があればその場で伝え、必要に応じて申し出ましょう。
料金が後払いであれば、料金を支払います。
6. 必要品の配送
遠方に住む家族や親族に形見を送る場合などは、業者に配送を依頼できることがあります。
事前に梱包サービスが利用できるかを確認し、配送先と日程を家族と相談して調整しておくとスムーズに進められます。
まとめ
遺品整理を業者に依頼する際、立ち会いは必須ではありません。
しかし、現場で仕分けを見届けることで、捨てたくない品の確認ができて思わぬトラブルを防げます。
一方で、立ち会いが難しい場合は、詳細な打ち合わせや信頼できる業者の選定をすることで、安心して作業を任せられます。
作業内容の伝達を丁寧に行うことで、不要な廃棄やトラブルを防ぎ、遺品整理を進められるでしょう。
「ジャンボコアラ」には、遺品整理士認定協会の地域会員が在籍しており、遺品整理のプロとして協会HPに優良企業として認定されています。
遺品整理をお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください。
前の記事へ
« 老前整理と生前整理の違いについて