土は自治体で普通ゴミとして回収してくれない?|おすすめの処分方法5選
不要となった土は、意外と処分に困るものです。
「一般ゴミとして捨てることができるのでは?」と思われがちですが、実は多くの自治体で回収してくれません。
処分方法を誤ると、不法投棄とみなされることもあるため、適切な方法での処分が重要です。
この記事では、土が自治体で処分できない理由や、適切な処分方法を5つ紹介します。
土はなぜ捨てられない?
公園や山、道端、畑、河原、海岸などに土を放置すると、不法投棄とみなされ処罰の対象になります。
罰則は「5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金」です。
なぜ自然のものにもかかわらず、このような扱いになっているのでしょうか?
実は、土が自然物であること自体が問題なのです。
法律上、自然物は廃棄物として扱われないため、一般のゴミと同じように処分することができません。
さらに、土の中に含まれる肥料・農薬・病原菌などが、環境に悪影響を与える可能性があるという点でも注意が必要です。
雨によって流された場合、河川や地下水を汚染し、生態系に影響を及ぼすリスクもあります。
土の正しい処分方法5選
ここからは、家庭で発生した土を安全かつ適切に処分する方法を5つ紹介します。
自宅の庭に撒く
お住まいがマンションではなく戸建の場合に限りますが、自宅の庭に撒けば土を簡単に処分できます。
敷地内であれば法律上の問題もありません。
処分する土が少量であれば、最も手軽な方法として第一候補になるでしょう。
再利用する
一度使い終わった土でも、家庭菜園やガーデニング用に再利用できます。
ゴミや根を取り除き、ふるいにかけて異物を除去したあと、肥料を混ぜれば再び植物の栽培に使えます。
エコな方法としてもおすすめです。
自治体に普通ゴミとして出す
一部の自治体では、一定量の土を普通ゴミとして回収しているところもあります。
ただし、「プランター2つ分まで」などの制限があることが多く、対応の可否や上限量は自治体によって異なります。
処分を検討する前に、必ずお住まいの自治体のルールを確認してください。
園芸店に依頼する
園芸店は、不要となった土を回収してくれます。
無料で引き取ってくれる店もありますが、新しい土を購入しなければならない場合もあります。
園芸店での処分を検討している方は、どのような条件があるのか一度問い合わせてみましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、土の回収を行ってくれます。
料金や対応範囲は業者ごとに異なるため、複数の業者を比較するとよいでしょう。
土を処分する際の注意点
ここでは、土を処分するときに気をつけたいポイントを紹介します。
再利用する場合と処分する場合、それぞれの注意点を見ていきましょう。
再利用の注意点
使い終わった土の中には、雑草の種や害虫の卵、プラスチック片、小石などの異物が含まれていることがあります。
そのまま使うと、植物の生育を妨げたり、病害虫の原因になるおそれがあります。
土を再利用するときは、ふるいにかけて異物を取り除き、できれば天日干しで一度乾燥させると清潔な状態で使いやすくなります。
さらに、肥料や腐葉土などを混ぜて土壌改良を行うことで栄養バランスが整い、植物が育ちやすくなります。
捨てる際の注意点
自治体や園芸店などで土を処分する場合、異物が混ざっていると引き取りを断られることがあります。
処分前には、再利用する場合と同様に、土の中に異物が含まれていないかをしっかり確認しておくことが大切です。
大量の土は不用品回収業者への依頼がおすすめ
処分したい土の量が多い場合、自力で運ぶのは重労働になります。
自治体のゴミ回収を利用する場合は、ゴミ置き場まで自分で運ぶ必要がありますし、園芸店などに依頼する場合も基本的に持ち込みが必要です。
その点、不用品回収業者に依頼すれば自宅まで引き取りに来てもらえるため、手間をかけずに処分できます。
また、土と一緒にほかの不用品も回収してもらえるので、まとめて片付けたいときにも便利です。
まとめ
不要になった土の処分方法は、「再利用する」か「捨てる」かの2通りに分けられます。
少量であれば、自宅の庭に撒くだけで処分できますが、マンションなどにお住まいの場合はこの方法は使えません。
家庭菜園などで再利用する場合は、ふるいや乾燥、土壌改良を行うことで安全に利用できます。
一方、捨てる場合には、お住まいの自治体が普通ゴミとして回収しているかどうかを確認する必要があります。
少量であれば園芸店で引き取ってもらえることもありますが、大量に処分したい場合は不用品回収業者に依頼するのがスムーズです。
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土の処分に困っている方は、ぜひジャンボコアラまでお気軽にご相談ください。