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遺品整理でエンディングノートがあると安心!書く目的と書き方を紹介

 

 

エンディングノートは、終活の一環として書いておくと良いと言われています。

自分自身のためになるだけでなく、遺族が遺品整理をするときにも役立ちます。

この記事では、エンディングノートの書き方を紹介します。

遺品整理も視野に入れて、意味のあるエンディングノートを作成していきましょう。

 

エンディングノートとは

エンディングノートとは、終活の一環として自分の情報や意思、希望などを書き留めたものです。

家族に対して、自分が死亡した後や、病気などで意思疎通が取れない状態になったときに、どうして欲しいかをまとめて記述します。

生前整理をする中で、遺品整理や葬儀、相続などに必要と考えられる情報もエンディングノートにまとめておくのが一般的です。

 

遺品整理でのエンディングノートの価値

エンディングノートは、遺品整理の際に故人の遺品をどのように扱うべきかを考える指針になります。

故人が大切にしていた品を処分するのは、忍びないと感じる遺族が多いでしょう。

しかし、本人としては自分が楽しむために所有していたものだから、遺族が不要と判断するなら売却や処分をしても構わないと考えている場合もあります。

このような意思疎通ができていないと遺品整理に苦労しますが、エンディングノートに「保管して欲しい」「処分して欲しい」「友人に譲って欲しい」といった希望を記しておくと、スムーズに進められます。

遺族としても故人の希望に沿った対応ができるので、納得して遺品整理を終えられるでしょう。

 

エンディングノートと遺言書の違い

遺言書は法的な効力を有する文書です。

遺産の相続人を明確に指定したり、財産の処分方法を指示したりすることができます。

エンディングノートにも同様の内容を記述できますが、法的拘束力はなく、遺族は記述内容に反する相続や遺品整理を行うことも可能です。

強制力が必要な場合には遺言書を、希望を伝えつつ遺族に判断の余地を残したい場合にはエンディングノートを活用するのが合理的です。

 

エンディングノートを書く目的

エンディングノートは、自分自身と遺族のために書きます。

目的は人それぞれですが、大まかには以下の2つを達成することを目指して作成していきます。

 

生前整理での自分自身の心の整理

エンディングノートは、自分自身の心の整理をするために書きます。

自分の周囲との関係や所有している資産、死後の葬儀などの希望を考えることで人生を振り返る機会になります。

今後の生き方を考えるきっかけになり、より良い人生を築き上げるための取り組みです。

 

遺品整理での遺族への指針の提供

エンディングノートを書いておけば、遺族が遺品整理をしやすくなり負担が軽減されます。

遺品について自分自身の希望も伝えられるので一石二鳥です。

遺族を思ってエンディングノートを書く際には、全体的な意向を示すと効果的です。

 

指針がはっきりしていると、遺族は遺品整理をより円滑に進められるでしょう。

 

エンディングノートの書き方・ポイント

エンディングノートには特定のフォーマットはありません。

書き方は自由ですが、書いて良かったと実感できる内容にしておきたいものです。

以下では、エンディングノートを書く際の主なポイントを紹介します。

 

自分や家族やペットの基本情報をまとめる

エンディングノートには以下の基本情報をまとめておきましょう。

 

個人情報

・自分の生い立ち
・家族との関係
・ペットとの関係

金融情報

・銀行口座の詳細
・証券会社のアカウント情報

 

デジタル情報

・クレジットカードの情報
・SNSアカウントの詳細
・その他のオンラインアカウント

 

医療や介護などの生前に必要な情報をまとめる

エンディングノートには、自分が家族と意思疎通を取れなくなった場合を想定し、以下の医療や介護に関連する情報をまとめておくことが重要です。

 

保険関連

・健康保険証の所在
・介護保険証の所在
・加入している医療保険の詳細

医療情報

・現在受けている治療の内容
・主治医の氏名と連絡先
・かかりつけの病院や診療所の情報

医療・介護の希望

・延命治療に関する意思
・希望する介護の形態
・その他の医療や介護に関する要望

 

自分の資産や葬儀の希望を書く

エンディングノートには、遺族に知ってほしいことを自由に記載します。

 

以下の項目を含めることで、没後の対応の指針を示せます。

 

資産と相続に関する情報

・保有している資産の詳細(不動産、預金、有価証券など)
・各資産の相続希望者
・負債がある場合はその詳細

葬儀に関する希望

・葬儀の形式(宗教、規模など)
・参列してほしい人のリスト
・特別な要望(読経、弔辞、音楽など)

遺品整理に関する希望

・特に大切にしてほしいもの
・処分してほしいもの
・特定の人に渡してほしいもの

遺族へのメッセージ

・感謝の言葉
・謝罪したいこと
・伝えたい思い出や人生の教訓

 

これらの情報を記載することで、遺族の負担を軽減し、自分の希望に沿った対応を促すことができます。

 

同時に、メッセージを書くことで自身の心の整理にもつながります。

 

まとめ

エンディングノートは、終活で自分の希望や資産を整理して遺族に伝えられる重要なツールです。

 

単に想いを伝えるだけでなく、遺族が遺品整理をするときの貴重な指針にもなります。

 

家族が遺品整理をする際の負担を軽減するためにも、エンディングノートを書いてみてはいかがでしょうか。

エンディングノートには特定のフォーマットはありません。

作成することで、自分の想いを確実に伝えられるだけでなく、遺族の不安や負担を軽減できます。

 

エンディングノートを通じて、自分らしい終活を進め、残される人々への思いやりを形にしていきましょう。

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