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一軒家の相続では片付けに注意!遺産相続の原則ルールと正しい方法を解説

 

一軒家の相続に伴う片付けは、感情的な側面と実務的な側面の両方を考慮する必要があります。

 

すぐに片付けてしまいたいと思ったところで、どう進めていいか迷うこともあるでしょう。

 

葬儀などに奔走され、片付けが後回しになってしまうこともあるかもしれません。

 

相続における一軒家の片付けには注意点があります。

 

この記事では、一軒家の相続が発生したときの片付けについて正しいやり方を解説します。

 

相続における一軒家の片付けの原則ルール

相続が発生すると、遺族間で遺産分割協議を行い、故人の財産を分配します。

 

遺言書が存在する場合は、その内容に基づき相続人を決定しますが、遺言書がなければ法定相続が基本となります。

 

相続放棄も選択肢の一つです。特に一軒家の相続では、住宅ローンの残高が高い場合に放棄を選ぶケースもあります。

 

相続を受けるか放棄するかによって、一軒家の整理の際のルールが変わるため注意が必要です。

 

相続を受けるなら相続人が片付ける

一軒家を相続する際は、原則として相続人が片付けを行います。

 

家の中にある財産はすべて整理する必要があります。

 

家や土地だけでなく、すべての物品も相続財産とみなされるため、市場価値があるものは相続税の対象になります。

 

相続税の申告期限は、相続開始の翌日から10ヶ月以内です。

 

この期間内に、相続人が協力して遺品の分配や課税価値の算出を行っていきます。

 

遺産分割協議では、法定相続の要件に沿った形を整え、相続人全員が納得する遺産分割を実施することが大切です。

 

相続放棄をしたら遺品の処分ができない

一方、相続放棄をした場合には、遺品の処分をしてはならないのが原則です。

 

家の中に形見が残されている場合にも、基本的に手を付けることはできません。

 

市場価値のあるものはすべて放棄するのが相続放棄なので、もしもらってしまえば相続放棄はできなくなります。

 

ただし、例外として写真などのように市場価値のないものについては形見分けの形で受け取ることが可能です。

 

また、一軒家の相続放棄をしたとしても管理義務はあります。

 

相続財産管理人の選任を裁判所に申し立てて、手続きが完了するまでは近隣トラブルにならないように管理するのが原則です。

 

相続財産管理人の選任は義務ではありませんが、空き家管理の負担が大きいので相続放棄をしたときには選任を申し立てた方が良いでしょう。

 

相続放棄をした場合の注意点

相続放棄をした場合にはとても重要な注意点があります。それは、自分たちだけで家の片付けをするのは避けた方がいいということです。

 

なぜなら、自分たちで「これは大丈夫だろう」と判断して処分したものが、捨ててはいけないものだったということがあり得るからです。

 

こうなると相続放棄が認められなくなってしまいますので、必ず遺品整理の専門家のアドバイスを受けながら慎重に行う必要があります。

 

相続放棄をした場合においては、遺品整理業者の手を借りて一軒家の片付けをすることをおすすめします。

 

相続した一軒家の片付けをする2つの方法

一軒家を相続するときには、どう片付けをしていけばよいかですが大きく2つの方法があります。

 

相続人が片付ける

まずは、相続人が自分たちで一軒家を片付ける方法です。

 

手分けをして必要なものは形見分けし、不要なものは処分していきます。

 

しかし、家の規模が大きいときや残されたものが多いほど時間がかかるので相続人にとっては大きな負担になりやすいです。

 

また相続税申告の期日に間に合わせなければならないため、相続が発生したら早急に取り掛かる必要があります。

 

遺品整理業者に依頼して片付ける

相続することになった一軒家の片付けは、遺品整理業者に依頼する方法があります。

 

ゴミなどの明らかに不要なものは処分し、市場価値のあるものは相続する、といった取捨選択をプロとして行ってくれるので安心です。

 

アルバムなどの故人の思い出の品も、形見分けの対象として相続するなら残し、不要なら処分するといった対応をしてくれます。

 

大きな一軒家でもプロの手にかかれば、1日か2日程度できれいに片付けが終わります。

 

依頼には費用はかかりますが、一軒家相続の負担を減らすのに効果的な方法です。

 

まとめ

一軒家を相続すると決めた場合には、相続人が片付けるのが原則です。

 

もし相続人全員が相続放棄をするなら、片付けをせずに相続財産管理人の選任を裁判所に申し立てましょう。

 

相続時の一軒家の片付けは、相続人で協力して片付けることもできますが、遺産整理業者に依頼して片付けてもらうと滞りなく進みます。

 

片付けの負担を減らすために有効な方法なので検討してみましょう。

 

「ジャンボコアラ」には遺品整理士認定協会の地域統括会員が在籍しております。

 

また、協会HPにて優良企業としての紹介もされており、遺品整理のプロとして皆様に寄り添ったサービスを心掛けています。

 

遺品整理でお困りの際は、お気軽にご相談くださいませ。

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